移転・開業シーズン真っ盛りですが、NTTの「フレッツ光」を使用するのが当たり前な今時、NTTで電話回線を申込む際に116担当者より「「ひかり電話」の方が基本料金がオトクです。」と勧誘されます。

 

実際、ひかり電話ではなく、若干基本料が高くなる従来のISDN回線を契約してどの程度のメリットなのか?

という、ご相談がよくございます。

 

正直に申し上げると、基本料金の部分だけでお話すれば、ひかり電話の方がお安くなります。

通話料金も、おとくラインのほうがほんの少し安いだけです。

では、なぜ導入されるお客様が多いのでしょうか。

 

まず、一番に思いつくのは

ソフトバンクモバイルの法人携帯電話との24時間無料通話

おとくラインの最大のメリットはなんといっても、「ホワイトライン24(おとくライン)」でしょう。

月額1,000円(税別)/回線の定額料で24時間ソフトバンク携帯電話へ通話が可能です。
また、当サイトからのお申込みの場合は、この定額料1,000円も永年無料になります。(要申請)

回線数にもよりますが、取引先や業務連絡の携帯電話にソフトバンクモバイルの携帯電話(「プププ、プププ」と音がする)が記憶に多く残っている場合、かなりの削減が見込めます。

 

 

そして、長年の電話工事及び保守を実施していた経験上・・・

安ければ安かろう、での選択を除き(とりあえず電話番号を安く取得したい等)

 

ひかり電話はIP電話なので、不安定

電話は商売の要。それは、昭和の時代もIT化が進んだ現在もそう代わりはありません。
取引先との重要な電話連絡が多い企業の場合、電話に障害が発生すると場合によっては、致命的な損害を被ることもあり得ます。
わずか数千円の費用を削減するために、大きなリスクを犯すことが果たして、本当の経費削減でしょうか。
弊社も含め多くの電話工事業者は「ひかり電話」による障害でひどい目に合っています。

固定回線(従来のメタル回線)でも障害が発生することは、しばしばありますが「IP電話」の不安定さとは比較するまでもありません。
弊社も、フレッツ光を使用していますが、やはり会社の固定電話は従来通り「メタル回線」を使用しています。
テスト的にひかり電話も申し込んだことがあります。
しかし、やはり実用には耐えられないレベルのものでした。
ご意見は賛否両論でしょうが、弊社ではオススメいたしておりません。

 

災害時等、停電時に使用できない

停電時は緊急通報を含めて通話ができません(無停電電源装置(UPS)などをご利用いただくことで、一定時間、通話が可能となる場合があります)。

 

フレッツ光ライトでは使用できない

ひかり電話オフィスは8chまで増設可能です。9ch以上の回線数を増設する際は基本料金の安いライトタイプで申し込みたいところですが、残念ながらライトタイプではご利用いただけません。
そうなると、8回線毎にフレッツ光使用料+ひかり電話オフィスの基本料金等が必要になります。

 

Bフレッツのマンションタイプでは使用できない

Bフレッツのマンションタイプではひかり電話オフィスタイプが使用できません。(個人用のひかり電話2chは可能)
一般的には、個人用の「ひかり電話」はご使用になるケースは少ないですが、もし個人用の「ひかり電話」でビジネスフォンの設置をされる場合、増設の必要が出た際に、増設ができずに電話番号が変更となるのはかなりのデメリットです。

※発番がNTTメタル回線使用時のものでしたら、戻すことも可能です。

 

Bフレッツの場合、拡張オプションという別途費用が必要

Bフレッツのハイパーファミリーで「ひかり電話オフィスタイプ」をご利用になることができますが、フレッツ光とは異なり、別に費用が発生致します。

基本工事費1,000円+回線終端設置工事費1,000円
加えて、毎月の月額利用料 1,100円が追加費用として必要になります。

 

などの理由から、あまりオススメはしておりません。

通話料金の削減は必要ですが、基本料金を削減すると諸刃の剣となりかねません。

 

みなさんは、どうお考えになりますか?

私は、2倍の基本料だとしても「メタル回線」を使用します。

原因の特定も容易で、機器の劣化も少なく安心して利用できるからです。

 

以上、ご参考になれば幸いです。